今開催の日没はおおむね午後4時半。最終レースの発走時刻は1年で最も早い同4時となっている。この時期の浦和では当たり前のことだが、それも今年が最後になりそうだ。

来年1月末までの予定で照明設備の設置工事が続く浦和競馬場。完成すれば日没後のレース実施が可能になるという。これにより最終レースの発走時刻を午後6時20分ごろに固定。1年を通して変わらない時間帯での開催を目指す。早ければ来年3月から。今年3月の開催は日没がおおむね同5時50分で、発走時刻は最終レースが同5時10分、メインレースが同4時35分。来年3月の開催は今年より1週間、時期が遅く、日没時刻も若干は遅いが、それでも天候次第では来年の桜花賞は照明の下での開催になるかもしれない。

馬場の外側に設置の余地がなく、光の漏れが少ない環境配慮型投光器を馬場の内側に設置。ナイター実施場に比べて多くの照明柱が短い間隔で並ぶ印象だが、それも住宅地に囲まれた浦和競馬場だからこそというわけか。これまでも日没が遅い時期の最終レースは午後6時20分の発走。来年の今ごろ、本領を発揮していることだろう。【牛山基康】