川崎所属ながら大井での騎乗も多い新原騎手。師匠の林隆師の声かけもあってのことだとは本人も話していたが、大きなきっかけになったのは昨年4月21日に挙げたデビュー3勝目、川崎のシャドウハンターを1着に導いた大井での初勝利だったとも話す。「あのインパクトが強かったみたいで、乗せてもらうようになりました」。この開催は前日の大井での初騎乗を含めて2鞍。それが次の開催では13鞍に激増した。
昨年は636鞍に騎乗。そのうち川崎が258鞍、大井が253鞍。大井の開催日数が多いにしても新人が地元とほぼ同数というのは驚いた。昨年の大井の騎乗数は川崎所属騎手では町田騎手の366鞍に次ぐ。川崎が25勝、大井が16勝と勝利数には差が出たが、浦和、船橋も含めた54勝はデビュー年の勝利数では南関東歴代2位(73年以降)。その原動力になったのは間違いない。19年に浦和の福原騎手が記録した62勝には届かなかったが、福原騎手でも同年の大井は198鞍の騎乗で6勝。新原騎手のシャドウハンターでの勝利は、それだけ衝撃的だったのだろう。【牛山基康】



