4戦2勝2着2回のシロイトイキ(牝3、森下)が優駿スプリントトライアルに駒を進めてきた。

米国産の芦毛。2歳12月のデビュー戦から、すでに白さがまぶしいほどだったが、父プラクティカルジョークは先月のサンタアニタダービーでマンダリンヒーローの猛追を退けたプラクティカルムーブの父としても知られるようになった鹿毛。若くして白いのは母レイディハンセンの芦毛が色濃く出たものだろう。母の3歳時の映像を見たが、かなりの白さだった。それは間違いなく母の父ハンセンの血。13年の秋に韓国馬事会が輸入した芦毛の母の父を韓国で実際に見た時は、その白さにハッとした。

白さに目を奪われがちだが、森下師は「本番に向けて、さらによくなる余地を残していますが、思った以上によくなっています」。矢野騎手は「2走前はゲートも出ず、砂も嫌がっていた。前走はそれに注意しながら乗ったら、いい感じで走れた。確実によくなっています」。これは能力もかなり高そうだ。【牛山基康】

シロイトイキの母父ハンセン
シロイトイキの母父ハンセン