スマイルウィ(牡6、張田)がマイルグランプリを制覇してから2週間が過ぎた先月の船橋でのこと。取材の合間に張田師が声をかけてきた。「ウィの来年の予定を考えてくれ」。その前に連覇を目標に掲げてきたゴールドCが年内にあるが、来年はダートグレードが中心のローテーションにしたいという。大きく変化した日程は自分もまだ頭に入り切っていない。一覧表を見ながら師と確認した。

「まず、名古屋で1500メートルがあるだろ?」と師。かきつばた記念が5月から移動したことは師も知っていた。2月29日に行われる来年は負担重量がハンデからグレード別定に変更。ここまでダートグレードでは惜敗が続いただけに加重はなく、ゴールドCを無事に走り終えれば、年明けの最初の目標はどうやらここになりそうだ。その後は5月1日のかしわ記念から6月19日のさきたま杯に向かうJpn1連戦を模索。今年は前者が競走除外、後者がのちにJBCスプリントを制したイグナイターの首差2着。来年こそはだろう。

そして秋の大目標は来年は佐賀1400メートルが舞台のJBCスプリント。その前に今年は2着に泣いた9月18日のオーバルスプリントをたたいて臨むというのが目下の理想だ。【牛山基康】