ウシュバテソーロが頭差2着に惜敗したサウジCを見届け、次に向かった先はインド。自費でカタールに遠征した笹川騎手を追いかけた自分も自費での取材。せめて旅費だけでも浮かせたいと安い航空券を探した結果の経由地、ハイデラバード競馬場に立ち寄った。

メトロのニューマーケット駅を降りて徒歩9分。グランドスタンドの入場口が見えてきた。250ルピー(約450円)を払い、場内に向かうと、そこには大勢のファン。見渡せば馬道で区切られた先のゴール前にはメンバースタンドがあり、そこにも500ルピー(約900円)で入れるという。

さっそく移動。コースを一望できそうな席に座ると後ろから「ジャパン?」という声。グランドスタンドでも何度か声をかけられたが、日本からの客は珍しいらしい。ただ、メンバースタンドのファンはレベルが違った。「ウシュバテソーロは惜しかったね。レモンポップはどうしてしまったんだい?」。なんと前夜の結果を知っていた。「賭けなかったけど、ブックメーキングは見ていた」とのこと。海外の馬券も数多く発売。世界に羽ばたく日本馬の強さはインドのファンも認識していた。【牛山基康】

ハイデラバード競馬場のグランドスタンドにある海外の発売窓口
ハイデラバード競馬場のグランドスタンドにある海外の発売窓口