今年は東京ダービートライアルとして行われた2日のクラウンC。これまでも羽田盃が4月下旬の場合は東京ダービートライアル、5月上旬の場合は羽田盃トライアルと役割を変えていたが、今年から3歳ダート3冠が創設され、羽田盃が4月下旬に固定の方向。今後はクラウンCに変化がない限りは東京ダービートライアルに固定されそうだ。

今年は船橋のシシュフォス(牡3、佐藤裕)が快勝した。鞍上は(株)マフィンの馬主服を着た森騎手。その馬主服と同柄のメンコを着けた同馬を1着の枠場で迎え入れた佐藤裕師。昼夜の違いはあれど、3週間前と同じような光景が広がっていた。3月14日に行われたネクストスター東日本を快勝したギガース(牡3、佐藤裕)と同馬主、同騎手、同調教師での制覇だった。

戦前から2頭を使い分けたいと話していた師。クラウンCの結果を受け、5月2日船橋の日刊スポーツ賞東京湾C(S2、1700メートル)はシシュフォスに託すことを明言。

3択としていたギガースの次走は24日大井の羽田盃(Jpn1、1800メートル)、29日園田の兵庫CS(Jpn2、1400メートル)の2択に絞られた。

さらには「2頭出しもありえますね」。両馬そろっての東京ダービー挑戦の可能性も示唆した。【牛山基康】

ネクストスター東日本を制したたギガース
ネクストスター東日本を制したたギガース