恒例イベントの「サンタアニタウィーク」に来年のサンタアニタダービー候補が現れた。20日に行われた大井1400メートルの2歳新馬戦を1分26秒9という破格の好時計で制したリアライズオリオン(牡、荒山、父エピファネイア)。時計のかかる現在の砂に変更された23年11月以降、2歳馬では昨年8月にゴーバディが3戦目で出した1分26秒1に次ぐ速い時計。それをデビュー戦で出してきた。
騎乗した笹川騎手も驚いていた。それでも「まだ全然完成されていない」。荒山師も「見た目はしっかりしているけど、前が勝っていて後ろが全然」。能力試験は走りがバラバラにならないように抑えて乗ったところ、抑えれば抑えるほどトモが入って加速したという。新馬戦もそのイメージだったそうだが、スピードの違いでハナに立ち、3角で物見をしてハミが抜け、少し促したとのこと。「だから(手綱を)持っていたら、もっと時計が出たと思う」と師。まだ素質の一端を見せただけのようだ。
目指すのは「オーナーもうちに入れる段階で『サンタアニタからケンタッキーに行きましょう』という話で」と師。まずは放牧を挟み、1戦して11月18日のハイセイコー記念に向かう予定とのこと。ハイセイコー記念まで3連勝するとサンタアニタダービーポイントが200ポイント以上となり、サンタアニタダービー遠征馬の選考対象となる。秋の再会が楽しみだ。【牛山基康】



