騎手と馬術選手の“二刀流”へ。3年目の障害専門ジョッキー・小牧加矢太騎手(27=音無)が今秋、佐賀国民スポーツ大会(国スポ)の馬術競技(開催地は兵庫)に出場する。今回の「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」では、新境地を進む同騎手をマイクこと藤本真育記者が取材。幼少期から生活の一部だった馬術での国スポ出場について、思いを聞いた。
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JRA騎手が馬術の国スポ選手へ-。小牧加騎手の新たな挑戦が始まる。週末はいつも通り騎手としてレースに騎乗しながら、10月9日(水)に兵庫県の三木ホースランドパークで開催される国スポ第4競技「トップスコア」、第6競技「ダービー」の2部門に出場する。馬術でも日本一を目指すのだ。
「来年の国体(国スポ)が(地元の)滋賀で行われることもありますし、そこに向けてということも含め、出場することになりました。パリ五輪で総合馬術が銅メダルを取り、馬術界が盛り上がってきているというのもありますが、僕が昔から取り組んできた馬術の魅力を世間にもっと知ってほしいという思いが強いです」
JRA所属前は馬術選手として第一線で活躍した。14年の長崎国体では、少年標準障害飛越競技・少年二段階障害飛越競技の2部門で優勝。20年には全日本障害飛越選手権で優勝し、日本一に輝いた。騎手としても、早くから存在感を発揮する。デビュー2年目の昨年で障害リーディング2位となる年間12勝。今年も現在、勝ち星トップタイの14勝で障害リーディング2位につけている。それでも、飽くなき向上心は満たされない。
「馬術競技、障害のレースともに飛越がありますけど、スピードや跳ぶときの角度など全然違いますし、どちらも難しく、面白いなと感じています」。
ドジャース大谷翔平のような“二刀流”へ。トップを目指し、馬漬けの毎日を送っている。週中の朝は、障害レースに出走するための馬づくりを行い、それ以外の時間を活用して乗馬を練習。今月5日から8日に行われた三木ホースランドパークの馬術大会・まほろばオータムホースショーMikiにも出場した。
「大会に出場し、なかなか思うようにいかず、馬術って奥が深いなと再認識できました。騎手としてはもちろんですが、馬術もしっかりと練習して国体(国スポ)でいい結果を残せるように頑張ります」。
今年8月にJRA騎手免許を返上し、兵庫競馬復帰という異例の挑戦を始めた父太騎手のように。馬術界、競馬界ともに盛り上げる活躍を期待したい。
(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー~楽しい競馬~」)



