11月1日(土)に行われるG1ブリーダーズカップクラシック(ダート2000メートル)をめざすフォーエバーヤング(牡4、父リアルスティール)が10月1日(水)の日本テレビ盃(船橋、ダート1800メートル)で復帰します。

昨年に続いてサンディエゴのデルマー競馬場を舞台に行われるブリーダーズカップクラシックは全米最強馬決定戦。現地では主だった前哨戦が終了、有力馬を擁する陣営は本番に向けて調整を続けています。

現在の米国馬の勢力図はどうなっているのか。米国で出走した馬を対象にしたNARCレーティングから読み取ってみることにしましょう。

【最新NARCレーティング上位馬=9月7日集計】

・ソヴリンティ(牡3)124・00

・フィアースネス(牡4)123・40

・ロックド(牡4)123・00

・ホワイトアバリオ(牡6)123・00

・シエラレオーネ(牡4)119・20

・ソーピードアンナ(牝4)119・00(BCディスタフ出走予定)

・レイジングトーレント(牡4)118・80(引退)

・マインドフレーム(牡4)118・60

・ジャーナリズム(牡3)118・20

・バエザ(牡3)117・40

・ハイランドフォールズ(牡5)117・00

・アンティックアリアン(牡4)116・80

G1ケンタッキーダービーとG1ベルモントSの2冠を制し、“真夏のダービー”G1トラヴァーズSも制したソヴリンティ(牡3、父イントゥミスチーフ)が米国馬の頂点に立っています。

ソヴリンティは今年6戦して5勝、2着1回。ケンタッキーダービーから4連勝中で、ライバルのジャーナリズムに水をあけています。実力は誰もが認めるところですが、ブリーダーズカップに向けての課題があるとすれば西への遠征経験がないことでしょうか。

古馬のトップは8月のG1パシフィッククラシックSで3歳馬ジャーナリズムを2着に退けたフィアースネス(牡4、父シティオブライト)になっています。昨年のG1ブリーダーズカップクラシックはシエラレオーネの2着でしたが、古馬になって成長。トッド・プレッチャー調教師は巻き返しに自信をのぞかせています。

ロックド(牡4、父ガンランナー)につけられた123・00は春のG1サンタアニタハンデキャップ勝ちが評価されたもの。その後は5月のG2アリシーバSがフィアースネスの4着、7月のG2サバーバンSもフィリアスフォグの3着と、成績は下降線をたどっています。

一昨年のG1ブリーダーズカップクラシックの覇者ホワイトアバリオ(牡6、父レースデイ)も123・00をもらっていますが、6月以降は3戦続けて4着と近走はいまひとつ。巻き返しは難しいかも知れません。

シエラレオーネ(牡4、父ガンランナー)は今年に入って3、2、1、2着。古馬の強豪がそろったG1ホイットニーSを差し切ってさすがと思わせましたが、前走のG1ジョッキークラブゴールドカップはレース序盤の落馬事故のあおりを受けてアンティックアリアンの2着でした。勝っていれば120以上がつけられたはず。実質“NO・3”と見て良さそうです

3歳馬のバエザ(牡3、父マッキンジー)は一昨年のケンタッキーダービー馬のメイジ、昨年のベルモントSを制したドーノックを半兄に持つ良血。G1ケンタッキーダービーとG1ベルモントSともにソヴリンティの3着でした。ブリーダーズカップ挑戦をかけて挑む9月20日(土)のG1ペンシルベニアダービーの結果いかんで有力馬に浮上するかもしれません。

フォーエバーヤングが立ち向かう壁は今年も厚くなりそうです。

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2025年9月18日現在