2番人気のJRAダンシングプリンス(牡6、美浦・宮田)が制し、重賞3連勝を果たした。初の海外遠征となった前走リヤドダートスプリント(サウジアラビア)を圧勝し、帰国初戦でも抜群のスプリント能力を発揮した。勝ちタイムは1分10秒6。JRA勢は2年連続23勝目となった。

船橋在籍時に1度騎乗している道営の若手ホープ落合玄太騎手との再コンビで臨み、1番枠からダッシュを利かせてハナに立ち、2着スマートダンディーの猛追を首差しのいでゴール。20年メイショウアイアンに続き、今レース2勝目となった同騎手は「いい背中をしていて馬が強いのは分かっていたがプレッシャーはあった。上手にスタートを出て最後まで頑張ってくれた」と渾身(こんしん)のガッツポーズを繰り出した。

今後はクラスターC(Jpn3、ダート1200メートル、盛岡=8月16日)をステップに、同じ盛岡で行われる秋のJBCスプリントでダート短距離王の座を狙う。