5月11日に競走馬登録が抹消され、JRAより乗馬転用が発表されていたステルヴィオ(牡7)が一転、種牡馬入りすることが4日、分かった。けい養先として受け入れるアロースタッド(北海道新ひだか町)がSNSでファンに報告した。同馬は3歳時に18年マイルCSを優勝してG1馬の仲間入り。現役時代は21戦4勝の成績を挙げた。

アロースタッドのツイッターには「アロースタッド初の父ロードカナロアの種牡馬となります。父のように世界で通用する産駒の誕生に期待です」(一部抜粋)と投稿されている。同馬は来春から種付けを行う予定。初年度産駒は26年夏以降にデビューを迎える。

ステルヴィオを管理した木村哲也調教師(49)の話「種牡馬になることができて、本当にうれしく思います。厩舎にとっても初めてG1を勝ってくれた馬です。きょうだいも厩舎にいますし、結果を出すことで、ステルヴィオをバックアップしていければと思います」