20年1月に落馬負傷し、長期戦列を離れていた大塚海渡騎手(21=フリー)が、2年半ぶりに実戦復帰を果たした。12番人気ジュンツーポイント(牡、勢司)に騎乗し9着。スタートひと息となるも後方で折り合い、直線では内からじわじわと脚を伸ばした。

大塚騎手は開口一番「長い治療期間だったので、チャンスをいただいたオーナー、関係者の皆さまに感謝したいです。今後は経験を重ねて、技術を上げて頑張っていきたい」。続けて「ひと安心ですね。まずは安全第一に乗ってきました。後は馬の実力を出せるように考えていました。勢司先生からは『無事にここまで来られたのだから、自信を持ってしっかり乗ってきなさい』と言われました。乗ってる時はファンを気にする余裕はなかったです」と、復帰戦を終えた達成感と安堵(あんど)の表情で振り返った。