「夏コク」前半戦を締めるのは? サマーマイルシリーズ第2戦の中京記念(G3、芝1800メートル、24日=小倉)の追い切りが20日、栗東トレセンで行われた。「追い斬り激論」ではコントレイル世代の5歳馬2頭に注目。大阪本紙の太田尚樹記者は初タイトルを狙うファルコニア(牡、高野)を推し、対する岡本光男記者は骨折からの復活を期すコルテジア(牡、鈴木孝)をプッシュした。

岡本 世界陸上は見てる?

太田 もちろん。僕も岡本さんと同様に、見るのも走るのも大好きですから。

岡本 僕は最近、膝を痛めて、思い切り走れてないんや。

太田 だから骨折明け2戦目のコルテジアに親近感がわいたんですね。

岡本 そういうわけではないけど、2年ぶりの前走は9着という着順以上に内容が良かった。2番手で流れに乗るセンスの良さを見せたし、直線もラスト1ハロンまで先頭争いをしていたから。鈴木孝師も「あらためて力があると思った」と感心していた。

太田 ブランクが長かっただけにひとたたきで一変できますかね?

岡本 追い切りは単走でCウッド5ハロン67秒5-11秒5。前走よりも体を大きく使えるようになっていた。やっぱり1度使った上積みは大きい。松山騎手は「厩舎からも『動けるようになった』と聞いている。長く脚を使えるし、1800メートルはちょうどいい」と。先行力は健在やから、小回りの小倉になるのはいいと思う。もともと中距離では世代トップレベルの力があるし、今回は馬券圏内に踏ん張れるんやないかな。

太田 僕は同じ5歳世代のファルコニアが良く見えました。坂路2本目に上がり重点で4ハロン54秒0-11秒8。体の収縮が速くて元気はつらつでしたね。高野師も「体全体を大きく動かして良かったと思う」と評価していました。

岡本 今年は3、2、3着とあと1歩の競馬が続いてるけど…。

太田 高野師によると、実は他のレースも検討していたそうですが「ジョッキー(川田騎手)とも相談して『小倉の1800メートルならいける』ということで前倒しになった」とのことです。状態がいいからこその判断でしょう。今年3戦はすべて阪神外回りで、決め手勝負に敗れていますから、直線が短いのはプラスに出るとみています。

岡本 お互い、いい勝負になりそうやね。

太田 われわれも対決しましょう。岡本さんがスプリンターで、僕がステイヤーですから、間をとって中距離の1800メートル走で。

岡本 ちょうど、小倉の芝コースを拝借して…って無理ー!

◆5歳強し 中京記念は5歳馬が強く、過去10年で6回もワンツーを果たしている。阪神開催の20年も、小倉開催の昨年も1、2着を独占しており、63頭の出走で【6 7 3 47】の好成績。連対馬20頭中13頭を占め、単勝回収率329%、複勝回収率132%と馬券への貢献度も高い。ちなみに、続くのは6歳馬で【3 1 3 31】。4歳馬は18頭が出走して連対がない。