16年から19年まで4年連続で北米リーディングに輝いた名トレーナー、チャド・ブラウン師(43)がサラトガ州の地元警察に逮捕されたことが18日、欧米の複数のメディアで報じられた。報道によると、17日夜にかつて恋人関係にあった厩舎スタッフの呼吸を妨害した罪に問われているという。

ブラウン師は07年11月に開業。ニューヨーク州とフロリダ州を拠点とし、多くの名馬を育ててきた。G1・5勝を挙げて19年エクリプス賞年度代表馬を受賞した種牡馬ブリックスアンドモルタル、G1・2勝馬ソウルスターリングの母スタセリタのキャリア後半を管理するなど、日本にもなじみが深い。今年の米3冠競走2戦目であるプリークネスSでは、アーリーヴォーティングで優勝を果たした。離婚歴のある同師には、2人の娘がいる。