ルーキー角田大河騎手(19=石橋)が親子タッグで重賞初Vを狙う。騎乗予定のタマモブラックタイ(牡)は父である角田師の管理馬。手綱を任された小倉の新馬戦では、先行策から抜け出して白星を挙げた。

今回は2ハロンの距離延長となるが「調教に乗っている感じは本当におとなしくて、人に従順。脚の使いどころを分かっているなという印象で、1200メートルの馬ではないと思います」。師も「1800メートルを使う予定もあったし、大河も長いところがいいと言っていた。折り合いはつくと思うので、1600メートルでどんなものか」と、そろって距離への適性に期待を寄せる。

鞍上の重賞挑戦は7月小倉のCBC賞(シホノレジーナ14着)に続く2度目。3月のデビューからJRA17勝まで順調に積み上げ、目下2週連続勝利中と勢いにも乗る。父とのタッグには「こういった縁も大事なので」と笑顔。親子の固い絆に注目だ。【奥田隼人】