南関東の牝馬2冠目は重賞初挑戦の4番人気ヘスペリスが制した。時計は1分54秒6(やや重)。吉原寛人騎手(42)、渡辺和雄調教師(54)とも東京プリンセス賞は初制覇となった。

外3番手の位置を取り、勝負どころで前に並びかけていく展開。4角から重賞4連勝中の桜花賞馬アンジュルナと一騎打ちになった。踏ん張る強敵に負けじと最後もうひと伸び。捉えて1馬身1/4差でゴールした。吉原騎手は「なるべく早めにつかまえたいという意識。一騎打ちになった勝負を制することができてうれしいです」と初コンビでの勝利に笑顔。「長い距離で力を発揮できるタイプだと思うので、今後もまた楽しみですね」と期待を寄せた。渡辺和師にとっては「我慢比べのレースになったので、かわせるんじゃないかなと」と理想の展開、最高の結果。今後は馬の状態第一としたが、「チャレンジしてもいいんじゃないかな」と6月17日川崎の関東オークス(Jpn2、2100メートル)も選択肢に入ってきた。【渡辺嘉朗】

◆ヘスペリス ▽父 ホッコータルマエ▽母 ブリトマルティス(スペシャルウィーク)▽牝3▽馬主 吉田勝己▽調教師 渡辺和雄(大井)▽生産者 新冠橋本牧場(北海道新冠町)▽戦績 4戦3勝▽総獲得賞金 3992万円▽馬名の由来 ギリシア神話に登場する黄昏の女神