名馬ディープインパクトの“ラストクロップ”となるオープンファイア(牡2、斉藤崇)が11日の中京芝2000メートルでデビューを迎える。

鞍上はルメール騎手。斉藤崇師は「柔らかくて体が大きいわりに、しなやかなところはディープに似ている」と、姿を重ねる。

父は無敗の3冠など現役時にG1・7勝。19年7月にこの世を去るまで、種牡馬でも数々の名馬を残した。最終19年の種付け頭数は24頭で、国内で血統登録されたのは6頭のみ。母に米ダート重賞2勝のゴーマギーゴーを持つオープンファイアは、21年セレクトセールで3億円(税抜き)の値をつけた。7日の最終追いはCウッドで6ハロン85秒3-11秒5。軽快な動きだった。師は「追い切りの動きは良かったと思う。気性的にも今のところ問題はないし、どんなレースをしてくれるか楽しみです」と期待を寄せる。