今年からエスティファームでけい養される種牡馬ハイランドリール(牡11、父ガリレオ)が18日、成田空港に無事到着した。

現役時はアイルランドの天才調教師エイダン・オブライエンが管理し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、BCターフ、香港ヴァーズなど各国のG1で7勝を挙げる活躍を見せた超一流馬。到着に立ち会った関係者は「さすが世界を股にかけて走ってきた馬ですね。驚くほど落ち着いた様子で到着しました」とそのたたずまいに感嘆の声を上げた。

現役引退後は後継種牡馬として、アイルランドのクールモアスタッドでけい養され、昨秋はシャトル先の南半球オーストラリアで活動していた。今回はオーストラリアからの来日となったが、長旅の疲れを感じさせず、表情も活気十分。今後は輸入検疫を受けた後、2月10日に北海道のエスティファームへ到着する予定となっている。

欧州で偉大な功績を残した大種牡馬ガリレオの代表産駒の1頭で、これまでに来日しているガリレオ産駒とは桁違いの実績の持ち主。現役時は良馬場のスピード決着に強く、父系のスタミナとともに、オーストラリアで活躍した牝系からはスピードも受け継いでいる。日本で大物輩出を期待される。