町田太我が絶賛大ブレーク中
町田太我が絶賛大ブレーク中

4日目は強風ながらもバックが追い風で好タイムが続いた。選抜7Rを走った嶋津拓弥は地元で連勝。最終バック8番手から河端朋之の仕掛けに乗って突き抜けた。地元に懸ける執念を感じる走りだった。この瞬間があるから選手は練習を頑張ることができる。

GR賞の郡司浩平は、先行した深谷知広を少しでも残したい気持ちがあの動きにつながった。決勝ならまた違った動きになっただろう。2予は強い選手同士のせめぎ合いが続き、3日目2予9Rで3着だった新山響平が準決に上がれなかった。2予10Rでは、町田太我が中野慎詞を翻弄(ほんろう)した。後ろを見ながら前に出た町田は「先に切って(中野と)勝負だと思った。スパーンと行ったら出させるし、最悪、番手勝負も考えた。(中野マークが)阿部(拓真)さんなんで勝てないとは思いますが…」と笑いを誘う。後ろの岩津裕介が「番手に飛びつく間合いだった」と思わせる動きだった。

笑顔を見せる町田太我(撮影・鈴木正人)
笑顔を見せる町田太我(撮影・鈴木正人)

「今までは脇本雄太さんを目標に頑張ってきたけど、そうなれないと分かったので、位置取りも考えるようになった。解説者の目線から見てどうですか?」と逆質問をする余裕もある。「それを考えるようになって、レースに対する厳しさが出てきたと思うよ」と言うとかわいい笑顔になった。あれだけの先行力がありながら「このままだと自分の将来はない」と考えるクレバーな一面を見せる。2予の強さを見せた後、正攻法でいくのか、それともそれを逆手に取るのか。初のG1決勝を目指すレベルには仕上がっている。

(日刊スポーツ評論家)