今月いっぱいをもって騎手を引退する福永祐一騎手(46)が、小倉ラスト騎乗となったこの日、騎乗2鞍目で勝利を挙げた。

圧倒的1番人気のドナウパール(牝、斉藤崇)に騎乗。中団追走から4角で外に導き、上がり最速で2馬身半差、突き抜けた。

福永騎手は「口向きの難しいところはあるけど、競馬では出さず、上手に立ち回ってくれた。芝の走りが良く、これなら上のクラスでも楽しみです」と先々にも期待した。

同馬はジェンティルドンナのめいにあたる。

鞍上自身は直前の1Rこそ、JRA通算4400勝を達成した武豊騎手とのたたき合いの末、2着に惜敗したが、2Rでまず、この日の1勝目をマーク。「まだこの後もレースはあるんでね。今日は1Rから多くのお客さんがいたし、豊さんも4400勝を達成された。(ファンの方には)きょう1日、競馬を楽しんでいただければ」と話した。