復活勝利を目指した21年の年度代表馬エフフォーリアは、心房細動のため最後の直線で競走を中止した。

2番人気に支持され、道中は2番手を追走。前進気勢があって手応えは良く、復活を予感させたが、4角手前で一気にスピードが鈍り、ゴール寸前で横山武騎手が下馬した。

鹿戸師は「心房細動だった。道中はいい感じだったけど、急に失速してどうしようもなかった」と肩を落とした。

心房細動とは不整脈の一種で、異常な電気信号により心房が規則正しいリズムを失う状態。元気な馬でも前触れなく起こることが多い。ただ、ほとんどの馬はその後に回復し、問題なく競走生活を送る。エフフォーリアも今後の完全復活が期待される。