2歳女王リバティアイランドが依然として優位に立つ。阪神JFはイン有利の馬場で外から差し切る着差以上の勝ちっぷり。近年のトレンドでもある直行を選んで先週10日に栗東へ帰厩しており、今後1カ月での仕上げを注視したい。

新興勢力ではディープインパクト産駒最終世代のライトクオンタムだ。2戦2勝でシンザン記念を制覇。牝馬らしい繊細な面を残すが、素質は高い。クイーンCを勝利したハーパーもセンスの良さが光る。

トライアル3鞍はいずれもメンバーがやや手薄だった印象だが、フィリーズレビューで厳しい流れを押し切ったシングザットソングは本番でも要注意。阪神JF11着から直行するラヴェルは課題の発馬が決まれば怖い。【太田尚樹】