今週の日曜新潟メインは3歳限定重賞のレパードS(G3、ダート1800メートル、8月6日)が行われる。

レパードSは登録段階で出走可能な馬が4頭にとどまっており、900万組は17頭中11頭が抽選で出走可能となっている。今年も抽選結果に悲喜こもごも?

猛暑の真っただ中、新潟で行われる貴重な“3歳限定のダート重賞”。来年からは「3歳ダートクラシック3冠」が整備され、ダート路線の番組、レパードSの位置付けも大きく変わっていくことになりそうだが…。

抽選除外を飛躍のバネにした馬たちもいる。20年には伏竜S2着の実績を持っていたテーオーケインズがまさかの除外。ただ、同馬はその年の暮れに東京大賞典に出走し、4歳時には帝王賞、チャンピオンズCを制し、最優秀ダートホースに輝いた。

昨年は4頭が除外になり、ヴァレーデラルナは秋にJBCレディスクラシックでG1制覇。アーテルアストレアは先月行われた中京のリステッド競走、名鉄杯を制している。

レパードSで好走し、賞金を加算すれば、その後のローテを組みやすくなるのは間違いない。一方で、レパードSで重賞制覇を期待されながら除外で出走できず、酷暑の重賞で消耗しなかったことで、飛躍を果たした馬たちもいる。

木曜の出馬確定、レース、だけでなく、除外になってしまった馬たちの将来まで、目が離せない。