NHKマイルC3着馬オオバンブルマイ(牡3、吉村)が、引き続き武豊騎手とのコンビで、11月4日オーストラリアのザ・ゴールデンイーグル(芝1500メートル、ローズヒルガーデンズ競馬場)に向かうことが分かった。重賞の格付けはないが、23年の世界高額賞金レースランキングで6位となる1着賞金約5億円(525万豪ドル)のビッグレースだ。

吉村師は「3歳馬限定(南半球産は4歳馬)で今年しかチャンスはないですし、総合的に判断して行くことになりました。過去にはリアルインパクト(15年ジョージライダーS1着)や、トゥザワールド(15年ザBMW2着)が、ローズヒルガーデンズ競馬場で走っていますからね。アーリントンC(2走前)で右回り、道悪馬場をこなしていますし、向こうの芝でもやれていいです」と遠征の経緯を説明した。

同馬は17日に栗東トレセンに帰厩。現在の馬体重は前走比24キロ増となる450キロ。「かなり成長していますね。体高が伸びて、肩や腰も大きくなりました」と充実の夏休みを過ごしてきている。今後は10月2日に中山競馬場で検疫に入り、16日に出国。翌17日にオーストラリアのカンタベリー競馬場で着地検疫を行う予定となっている。