3日間開催により19日火曜が全休日扱い。事前に申し込みをした馬のみが馬場に入れます。そのため、この日の美浦トレセンは閑散としていました。その中で木幡初也騎手の姿を発見。3日の新潟新馬戦を制したイサチルシーサイド(牡2、竹内)の稽古に騎乗していました。

土曜中山のカンナS(2歳オープン、芝1200メートル、23日)に挑む人馬。デビュー戦では好スタートから2番手を確保し、逃げ馬をきっちりとマークしながらの道中で、直線で抜け出してからも脚色は衰えず、1番人気のシアブリスを追い上げを首差封じました。立ち回りが上手な馬で、器用さが求められる中山にも対応できそうですね。

この日は南の角馬場からBコース(ダート)で調整。残暑にへこたれる面を見せず、軽いフットワークで駆け抜けていました。感触を確かめた木幡初騎手に話を聞くと「問題なく順調に来られたと思います。新馬の前はどうかなと思っていましたが、実戦をこなしてまた1段良くなっているし、ダグを踏むときにおぼつかないところがあったけど、今はシャンシャンとしています」と順調に良化を遂げているようです。続けて、「競馬ぶりが上手で、初戦は折り合った分だけ伸びてくれた。今のところ注文の付くところはないですね。クラスが上がるので相手がどうかですが、センスの良さを生かせれば。真面目で素直な馬で、気性面に不安はありません」と期待を寄せていました。

夏場の暑さがいまだ続いていて、いつ涼しくなるかとうんざりしていましたが、競走馬、競馬関係者は毎日朝早くから活動されていて、頭が下がる思いです。【舟元祐二】