ブリーダーズカップ(米国)の主催者は8日、25年の開催をデルマー競馬場で行うと発表した。同競馬場での開催は17年、21年、24年(来年)に続き、4度目になる。

デルマー競馬場は「芝と波が出合う場所(ターフ・ミーツ・ザ・サーフ)」の愛称で呼ばれ、西海岸の都市サンディエゴの海沿いにある。21年の開催では矢作厩舎のラヴズオンリーユーがBCフィリー&メアターフ、マルシュロレーヌがBCディスタフを制し、歴史的な日本調教馬初勝利を挙げた。日本からの輸送距離が短いため、ケンタッキー州や東海岸の開催地に比べると、日本馬が力を発揮しやすい舞台とされている。同じ西海岸のサンタアニタ(ロサンゼルス)で開催された今年は勝利こそならなかったものの、多くの日本馬が遠征。来年、再来年のブリーダーズカップも日本馬の活躍が期待される。