2023年度のJRA賞授賞式が29日、都内ホテルで行われた。

会に先立ち、国内外G1・9勝のアーモンドアイ(牝9)のJRA顕彰授与式が行われた。20年キタサンブラック以来、史上35頭目、牝馬では6頭目の殿堂入り。得票率96・6%と圧倒的な支持で、選定票数の75%をはるかに上回った。

同馬を管理した国枝師は「あれだけのパフォーマンスをした馬なので、正当に評価されてうれしく思っています。うちに来た時から卓越した素材だったので、毎レース毎レース楽しみで仕方なかったですね」と振り返った。

主戦のルメール騎手は「彼女の瞬発力はすごかったですね。1600~2400メートルまで素晴らしい走り方でした。素晴らしい競走馬でした。やっぱりG1新記録を取った秋の天皇賞の時は素晴らしい、いい思い出でした」と笑顔を見せた。

同馬は一昨年、第1子を出産。父エピファネイアの牡馬の馬名は「アロンズロッド」と発表されている。(有)シルクレーシングの米本昌史代表は「本当に光栄な気持ちでございます。アロンズロッドは明け2歳、国枝先生の厩舎に入るということで募集させていただきました。国枝先生と来年の日本ダービーのゲートにその馬がいることを夢見て、楽しみにしております」と期待を込めた。

昨年は父モーリスの牡馬、今年は父キタサンブラックの牝馬を出産した。