門別の名手服部茂史騎手が手綱を取った大井・小林所属の3番人気サントノーレ(牡、荒山、父エピカリス)がJRA3頭を一蹴して、昨年10月の鎌倉記念に続く重賞2勝目を挙げた。 好位を取り、直線では一気に加速した。後続を突き放して2着に7馬身差の圧勝で、羽田盃(Jpn1、ダート1800メートル、4月24日=大井)の有力候補に躍り出た。勝ち時計は1分48秒7。

同馬は昨年6月に門別でデビューしてから、服部騎手とコンビを組み続けている。門別所属で6戦3勝の成績を残し、全日本2歳優駿3着後に南関東に転入。転入初戦となった2月の雲取賞は上位2頭のJRA勢に敗れた3着で、転入2戦目にしてDG競走を初制覇した。

服部騎手は「やっと中央勢に勝てました。前回より馬の調子は良くなっているなという感じの返し馬だったので。ただ返し馬で力んで走っていたので、その辺をレース中は気をつけようかなと乗っていました。気分良く3、4コーナーを回ってこれましたし、いつでも抜け出せる手応えを感じていたので、後は馬が最後まで頑張ってくれという感じで乗っていました」と振り返った。羽田盃に向けては「今までも戦ってきて今日勝てたということは、もっと自信になったと思いますし、馬も自信になったと思うので代表として頑張りたいと思います」と、再度のJRA勢撃破へ意気込んだ。

2着に2番人気アンモシエラ、1番人気ハビレは3着に敗れた。

馬連(1)(9)1150円、馬単(1)(9)2890円、3連複(1)(4)(9)480円、3連単(1)(9)(4)6850円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)