吉原寛人騎手(40=金沢・加藤義)が18日、浦和2Rをリッキーマキアートで勝ち、地方競馬通算3000勝を達成した。01年4月7日の初騎乗から1万5650戦目。冬に開催のない金沢所属ながら全国を股にかけて各地で騎乗を続け、デビュー24年目で現役17人目(ばんえい含む)の大台にたどり着いた。

この日はしらさぎ賞で大井のボヌールバローズに騎乗するため浦和に参戦。エキストラ騎乗の1鞍目で区切りの勝利を決めた。吉原騎手は「通過点ですね。2000勝も浦和だったので縁があるのかなと。全場重賞制覇を達成したので、重賞最多勝記録を目指して今日の重賞も頑張ります」と話した。同騎手は2月22日に姫路で行われた兵庫ユースCを勝ち、ばんえいを除く現存する地方競馬全14場での重賞制覇という偉業を成し遂げた。17日現在で地方重賞158勝。次の目標に安藤勝己元騎手が笠松所属時に挙げた地方重賞198勝(ほかにJRA所属時に地方重賞31勝)超えを掲げている。