北海道シリーズ開幕を告げる名物の電撃戦、函館スプリントS(G3、1200メートル、9日)の追い切りが5日に行われた。「追い斬り激論」は、大阪の岡本光男記者、東京の舟元祐二記者が担当。岡本は高松宮記念7着から参戦するビッグシーザー(牡4、西園正)を推奨し、舟元は短距離適性を示したアサカラキング(牡4、斎藤誠)に注目した。

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岡本 顔を合わすのは初めてやね。

舟元 バイト時代から岡本さんのお名前は拝見していました! 光栄です。

岡本 よっしゃ。早速やけど今年は関東馬が多い気がせえへん?

舟元 2分の1の抽選組が2頭とも関東馬で、16頭中8頭。フルゲート16頭なので東西でちょうど半分ずつですね。

岡本 22年なんて関東馬は2頭やったで。

舟元 確かに…。

岡本 それだけオープン馬が関東も増えているってことやね。ええことや。

舟元 自分も関東の記者ですので、関西に負けじと頑張ります。

岡本 その意気やで。

舟元 東はアサカラキングが良く見えました。函館芝コースで5ハロン64秒4-11秒0。10馬身ほど前にいる僚馬を目標にする単走でしたが、直線で仕掛けられると内から楽に追いつきました。速力満点の動きです。斎藤誠師も「前を目標にして予定通り。しまいも切れ、スピードもありました。十分にできていると思います」と評価を上げています。

岡本 函館SSは一昨年、昨年と2年連続で逃げ馬が負けている。不安やな。

舟元 大丈夫です。スピード能力の違いで前に行っているだけであって、逃げなければいけない馬ではないです。師も「ハナにはこだわらない。洋芝、開幕週の馬場は合うし、彼にとって最高の舞台」と好走のイメージはばっちりです。

岡本 西はビッグシーザーやね。函館ウッドで5ハロン69秒1-12秒7。大きな馬体を揺らして迫力があった。そのことを騎乗した甲斐助手に言ったら「乗っていてもそんな感じでした」と好感触やった。

舟元 G3はこれまで3回走って3着、5着、2着。実力は認めますが善戦マンという印象ですよ。

岡本 堅実に走るとも言えるで。前回の高松宮記念7着からしっかり間隔を空けてここを目標に乗り込んできている。洋芝適性も陣営は見込んでいるし、前に西園正師も「早くここを使いたかった」と言っていた。この舞台でもうひと押しがあっていい。

舟元 関東馬に勝たせていただきます。せっかく頭数もそろったので。

岡本 前哨戦でもやろうか。函館山の登山で勝負とか。

舟元 それ、岡本さんの得意分野じゃないですか…。