土日とも最高気温は37度…。

酷暑が懸念される真夏の中京開催が始まった。ちなみに、1年前に競馬が開催されていた小倉なら本日の最高気温は32度。この5度の差は大きい。

ただ、取材中の検量室前で“異変”を感じた。思ったより暑くない…。

中京競馬場ではレース後の競走馬が引き揚げてくる枠場が地下にあり、日が当たらないとはいえ熱と湿気がこもって蒸し暑い。それが緩和されていた。何か仕掛けがあるはずだと思い、JRAに取材した。

効果が大きかったのは2つの新設備らしい。

(1)気化式冷風機 枠場付近に2台設置。水の気化熱を利用して冷やした空気を送風する。

(2)送風ファン 枠場付近の天井に3台設置。熱気を撹拌(かくはん)してこもらないようにする。

簡易シャワーや巨大扇風機に加え、新たな設備が増強されたのは歓迎だろう。

酷暑の中で訪れる熱心なファンの方々に対しても「冷やし中京はじめました 中“涼”競馬場!」と題して、さまざまな涼が提供されている。

「かち割り氷」ならぬ「勝ちわり氷」を売り歩く「勝ちわり、いかGuys」、ミストシャワーを振りまく「ミストで冷やしたGirls」、冷たいデザートなどを販売する「ひんやりグルメフェス」…。

さらには名鉄の中京競馬場前駅からの無料送迎バスも復活した。かつて若手の頃に乗ったことがあるが、JRAに確認すると2010年以来14年ぶりの運行らしい。

炎天下で走る人馬の健康を思えば、個人的にはやはり、少しでも涼しい小倉での開催がベターだと思う。それでも、もはや今夏の中京開催は動かせないので、こうした猛暑対策に期待するしかない。来場されるファンの方々も熱中症にはくれぐれもご注意いただいた上で、アツい夏競馬を楽しんでいただきたい。【太田尚樹】