JRA本部で23日、第1回関東定例記者会見が行われた。8月1日に角田大河元騎手が自身が運転する自動車で函館競馬場の芝コースに侵入した件が議題に挙げられ、同乗者について審判担当の菊田理事が言及した。
「同乗者は1人、後部座席にいました。当日午後8時30分ごろに厩務員の方からガードマンの方に馬場に入っていると通報がありました。制止後、降りてきたのが角田河騎手で、もう1人についてその時はわからなかったが、後ほど角田河騎手の方から話を聞いたところ、厩舎関係者の1人ということで、外部の人間ではありませんでした」と経緯に触れた。事情聴取の内容から、過失の程度は小さい、自主的に乗ったことではないなどが加味され、厳重注意となった。
なおJRAは、この他にも飲酒、暴力、スマホ使用など短期間に騎手の不祥事が複数起きていることを懸念している。同理事は「事象が起きたときには当人については再教育はしますし、騎手会等に再教育をすることはカリキュラムとしてやってきている。ただ、これだけ重なるとわれわれとしても何か新しい手当てをしないといけないと考えています」と話す。事案に対して若手騎手を中心に20~30分ほどの個別に面談で研修をし、不祥事に対する考え方、騎手としての責任を1つ1つ問い、悩みの相談もしているという。「社会通念も十分に加味していかなければならないし、個別個別の事象を精査した上で判断していきたい。また競馬学校でもコンプライアンスに関する部分のカリキュラムも昔に比べると増えています」と説明した。

