ドイツで活躍する女性のトップジョッキー、シビル・ヴォークト騎手(30)に対し、1日、フランスギャロは6カ月の騎乗停止処分を下すことを発表した。ドイツ紙「ギャロップオンライン」が報じている。ヴォークト騎手は3月にフランスのコンピエーニュ競馬場で騎乗したときの検査からコカインの陽性反応が検出されていた。

「ギャロップオンライン」によると、5月に一時的な騎乗停止が発表された後、同騎手の要請で別の検体を検査した結果、あらためてコカインが検出された。聞き取り調査に対し、ヴォークト騎手はコカイン摂取の理由となるような体重面の問題はなかったこと、陽性反応が出たのはコカインを摂取した人物との性行為によるものと主張。禁止薬物を接種する人物との接触に不注意であり、自身に過失があったことを認めているという。

レーシングポスト電子版はフランスギャロのリリースを紹介。ヴォークト騎手と薬物を摂取していた恋人との関係はすでに終わっていること、今後は細心の注意を払うことを誓っていることや、騎手としてのキャリアをスタートしていた10年前にヴォークト騎手自身が薬物を摂取していたことを認め、私生活で危険を冒す可能性があったことが指摘されたことを伝えている。

ヴォークト騎手はスイス出身で、ドイツの名門シールゲン厩舎を中心に騎乗し、同国のクラシック競走も勝っているトップジョッキー。5月19日に今回の件が最初に報道されたときは身の潔白を主張していた。フランスギャロはヴォークト騎手は5月25日以降、騎乗していないため、11月25日から騎乗が再開できるとしている。