実績馬か、上昇馬か。サマーマイルシリーズ第3戦・中京記念(G3、芝1600メートル、17日)の最終追い切りが13日、東西トレセンで行われた。恒例の「追い斬り激論」では好調教の2頭に注目。大阪本紙の太田尚樹記者は手術明けのG1・2着馬エルトンバローズ(牡5、杉山晴)を推し、下村琴葉(ことは)記者は重賞連勝を狙うキープカルム(牡4、中竹)をプッシュした。

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ことは 北海道出張帰りなのにお元気そうですね。

太田 札幌から帰って、炎天下で走り込んで大量に汗をかいたんや。あれで関西の酷暑に順応できたわ。

ことは さすが夏男!

太田 エルトンバローズも活気あふれる走りやったで。坂路で4ハロン54秒1。ラスト11秒6はこの日の最速タイや。重心が低くて推進力たっぷりやった。

ことは 年始に両前脚の橈骨(とうこつ)遠位端骨折が判明して、手術明けで9カ月ぶりになりますね。

太田 むしろ、けがの功名があるかも。3カ月以上の休養は去年の年明け以来。杉山晴師から「リフレッシュされたのが動きにもつながっている。硬さがあったのが、弾み方にも柔らかさが戻った」と聞いた。想定より回復が早かったからこそ、ここから始動できた。重賞2勝で前走はG1・2着。いきなり勝ち負けや。

ことは 私はキープカルムが良く見えました。夏は格より“勢い”ですよ。

太田 この暑い中で馬場の荒れた時間帯に坂路4ハロン51秒7-12秒0。やりすぎの心配はない?

ことは 全身を使うパワフルな脚さばきは相変わらずで“好調キープ”カルムです。中竹師も「流れるような無駄のない走り。暑さも全然大丈夫」と評価していました。

太田 前走は確かに鮮やかやったけど、今回で真価を問われそうやな。

ことは 肩回りの筋肉は前走よりボリュームアップしたように見えます。前走では脚をためた分だけ伸びて、G1・2勝馬チェルヴィニアを差し切りました。中竹師いわく「馬自体が良くなっていたから。それが要因」。カイバをよく食べるようになり、6キロ増で実が入っていました。馬体の充実度が成績に直結していて、今回も楽しみです!

太田 夏は食欲のキープも大事やからな。

ことは 私はスイカしか食べたくないぐらい夏バテしてたんですけど、先月の北海道出張で復活しました。なので、またそろそろ…。

太田 自腹でよろしく!