最高の相棒とつかみ取った感動の初JRA・G1制覇だ-。道中2番手から運んだ三浦皇成騎手(35=鹿戸)騎乗のウインカーネリアン(牡8、鹿戸)が逃げ粘るジューンブレアに頭差で競り勝った。勝ち時計1分6秒9。8歳馬の勝利はウルトラファンタジー以来15年ぶり2頭目。「11番人気→7番人気→2番人気」の決着で3連単は100万円超えの大波乱となり、1番人気サトノレーヴは4着に終わった。
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大波乱の主役となった8歳馬ウインカーネリアンにオーナーも驚いた-。
馬主の(株)ウインは、03年のNHKマイルC(ウインクリューガー)以来22年ぶりのJRA・G1制覇。生産者の(有)コスモヴューファームのトップも務める岡田義広代表(45)は「うれしいというか、代表が(自分に)替わってから(海外では勝利していたが)やっと国内G1を勝てた」と喜んだ。
大外16番枠から番狂わせを演じた。岡田代表は「8歳で大外で、馬場も前残りの馬場ですから、かなり不利だよな、と。周りの馬主さんにも冗談で『世界陸上を見た後のこの大外はかなり不利でしょ』と話していました(笑い)。200メートル走を見てもあれだけの差があってスタートするわけですから(笑い)」と冗談めかした。
前半3ハロン通過は33秒7とG1としてはスローペース。ラップタイムを見て「『あれ?』と思った」と振り返り、「外も来ないですし、一騎打ちみたいになっていますし、ちょっと信じられない。『なんか来るでしょ?』と思うけど来ないわけですよ。それで最後ゴールまで残って、ちょっとポカンとする勝ちというか。ちょっとびっくりでしかないですよね。8歳ですから」と夢心地だった。【奥岡幹浩】

