米国の競馬メディア「ブラッドホース」電子版は19日、「フォーエバーヤングかそれ以外か、エクリプス賞(米年度代表馬表彰)のジレンマ」と題した記事を掲載した。

競馬メディア「アメリカズベストレーシング」のマイク・カリー氏の寄稿で、冒頭では「1971年の創設以来、議論されているエクリプス賞。2025年の各部門はハッキリとしている部門もあるが、今年、間違いなく議論が白熱するのは、最優秀ダート古馬部門だ」と書かれている。カリー氏は「今年の議論はBCクラシックを優勝したフォーエバーヤングは最優秀ダート古馬部門のエクリプス賞にふさわしいかどうかという点から始まるべきだというのが私の意見です」とは伝えている。

フォーエバーヤングはBCクラシックでシエラレオーネ、フィアースネス。マインドフレームなどを破っており、「エクリプス賞の最優秀ダート古馬の最終候補3頭はこの4頭の中から選ばれる」と予想。フォーエバーヤングがサウジCでロマンチックウォリアーを破り、ドバイワールドCでは3着、日本の前哨戦(日本テレビ盃)を勝っているものの、米国ではわずか1戦しかしていないことを紹介している。

「北米で1戦しか走っていない競走馬を米国の賞でどのように評価すべきでしょうか? エクリプス賞には厳格なルールや要件はありません。良くも悪くも、エクリプス賞の投票は投票する人次第というのが美しいところです。競走馬部門の具体的なガイドラインは『2025年に米国またはカナダで少なくとも1回走ったサラブレッドにのみ投票できる』というものです」と問いかけ、投票者の多くが米国を拠点にしている馬を好むであろうこと、一方で、芝部門では欧州調教馬が受賞することが頻繁に見られることを挙げている。

カリー氏は「フォーエバーヤングは私にとって難問です。2025年に米国で出走した古馬の中で彼は最高の成績を残したと思います」とし、シエラレオーネ、マインドフレーム、フィアースネスの今年の成績を記した上で、「この3頭のうち、フォーエバーヤングの実績を上回る馬はいるでしょうか? 投票者にとっては本当に難しい選択であり、2026年1月22日にパームビーチで開催される第55回のエクリプス賞では興味深い結果が生まれるはずです」と前例のない最優秀ダート古馬部門の選考を論じている。

エクリプス賞は全米競馬協会、全米競馬記者協会、デイリーレーシングフォームの記者など、200人を超える投票者の投票で選出される。年明けに各部門の最終候補(3頭、あるいは3名)が発表され、1月下旬の授賞式で年度代表馬が発表される。