4歳世代を代表するエースになる! 川田将雅騎手騎乗の3番人気ショウヘイ(牡4、友道)が好位から抜け出し、後続に1馬身半差をつける完勝劇で重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は2分10秒8のレースレコード。

今後はドバイの芝G1競走か、大阪杯(G1、芝2000メートル、4月5日=阪神)のいずれかを視野に、世代を超えて頂点を狙う。1番人気ドゥラドーレス(牡7、宮田)はこれで重賞4戦連続の2着となった。

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完勝だった。縦長になったレースでショウヘイは川田騎手にがっちりと手綱を抑えられ、4番手に収まると、直線では独壇場の“ショータイム”。見事4歳初戦を飾った。鞍上は「今まで乗った中で一番返し馬が良い雰囲気だったので、体の中身が伴ってきたと思いますし、1週前追い切りの感じからすればもっと良くなれると思うので、今年が楽しみな初戦になったんじゃないかなと思います」とたたえた。

速く走りたい-。強い気持ちが1つの武器だ。騎手は「返し馬に行ってとても良い雰囲気で走り出せましたが、それでも競馬はずっと力んでしまうので彼の特徴でもあるので」と表した上で「全体的にもとからポテンシャルの高い馬です」とパートナーを分析。友道師も「前進気勢が旺盛なので、抑えるのが苦労した感じ。体を見た感じは変わりないが、乗っている助手に聞くとしっかりしてきたという話。トモの緩さも解消してきた」と現状の成長度合いを説明した。

負けられない戦いを終え、視線はもう一つ上のステージにある。今後について師は「ドバイのターフ(芝1800メートル)かシーマクラシック(芝2410メートル、いずれもG1、3月28日=メイダン)か、大阪杯へという話をしていて、そのためにも良い競馬をしてほしいと話していた。オーナーと相談して決めていきます」と国内と海外の両にらみで進める。

昨秋、古馬相手のG1を制した強いと評される現4歳世代のダービー3着馬。師は「やっとこさ間に合ったダービーの3着で改めて能力を感じた。今回から再出発して、同世代の馬たちに引けを取らないような今後になってくれれば」と展望する。敗戦を糧に強くなったショウヘイは手を付けられないほどの存在へ、飛躍の1年が始まる。【深田雄智】

◆ショウヘイ ▽父 サートゥルナーリア▽母 オーロトラジェ(オルフェーヴル)▽牡4▽馬主 石川達絵▽調教師 友道康夫(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 8戦3勝▽総獲得賞金 2億3362万9000円▽主な勝ち鞍 25年京都新聞杯(G2)▽馬名の由来 人名より