3番人気リアライズグリント(牡、JRA・矢作)が直線で抜け出し、初勝利を挙げた前走から連勝で重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分54秒0。坂井瑠星騎手(28)、矢作芳人調教師(64)ともに雲取賞は初制覇となった。

サウジC連覇を達成した師弟コンビの勢いは止まらない。鞍上は「昨日、今日と競馬を見ていて、この形が一番、勝ちやすいのかなと思って乗っていた」と逃げたゼーロスの2番手を選択。抜け出してからは「物見して外に行ってしまうところもあった」が、それでも迫るトリグラフヒルを首差しのいだ。「使うごとに良くなっています。まだ良くなってくれると思う」と期待を膨らませていた。

師は「ポテンシャルからしたら、まだ七分ぐらい。それで勝てるんだから、期待は大きい」と未完成を強調。「基本的には羽田盃、東京ダービーという形だと思いますが、オーナーと相談として」と今後は未定だが、ダートで世界を制した厩舎から、また新たな主役候補が現れた。【牛山基康】

■リアライズグリント▽父 キタサンブラック▽母 マドラスチェック(マリブムーン)▽牡3▽馬主 今福洋介▽調教師 矢作芳人(栗東)▽生産者 追分ファーム(北海道安平町)▽戦績 5戦2勝(うち地方1戦1勝)▽総獲得賞金 3750万円(うち地方2400万円)▽馬名の由来 冠名+光が反射して輝く様子、眼に光が宿る様子

●勝負服

<トリグラフヒル=2着>松山騎手 流れに乗れました。持久力があるので早めに動いたけど、勝ち馬が強かったです。

<マクリール=3着>ルメール騎手 ゲートでちゃかちゃかしてスタートがあまり良くなかった。3角から手応えなく前と離されて、直線もう1回じりじり伸びたけど…。普段は瞬発力があるけど、今日は走りにくい馬場でした。

<ケイツーリーブル=4着>津村騎手 牡馬相手に食らい付いてくれました。ワンターンより1周競馬の千八くらいあった方が、競馬しやすい。駐立が良くないので改善していきたい。十分やれますよ。

<ゼーロス=5着>笹川騎手 途中までリズムは良かったです。上位2頭のギアがもう1個あったという感じですが、真っ向勝負で感じ良く回ってきて、すごいポテンシャルを感じます。