26年の中京競馬開幕を飾る金鯱賞(G2、芝2000メートル、15日、1着馬に大阪杯の優先出走権)はシェイクユアハート(牡6、宮)に注目だ。騎乗する古川吉洋騎手(48)はデビュー31年目を迎えても高い向上心と勝利への執念を維持。同馬を管理する宮徹調教師(65)とは30年、コンビを組んでおり、あうんの呼吸で2月の小倉大賞典(タガノデュード)に続く重賞勝利を狙う。

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古川吉騎手は昨年、6年ぶりにJRA年間20勝を突破した(27勝)。重賞もシリウスコルトで新潟大賞典を、シェイクユアハートで中日新聞杯を制覇。しかしながら「いつも乗せてくれる厩舎がよく勝ったからです。30年もやってるんで、一喜一憂しないですよ」と言う。その話しぶりは、まさに“泰然自若”だ。

96年の騎手デビューから今年で31年目。「ずっとやっていくために、自分のレベルを永遠に上げていかないといけない。“勝ちたい”と“勝てる”は違うけど、全部勝ちたいと思っている」。強い向上心と勝利への執念を持ち続けることで結果を出している。

シェイクユアハートを管理する宮師の馬には自身のデビュー2年目、宮師が開業した97年から騎乗。これまでJRA21勝を挙げ、重賞は3勝。その97年にはアインブライドでG1阪神3歳牝馬S(現阪神JF)も制している。

「ずっと乗せてもらっていますし、先生に対する信頼もあります。長い付き合いですから」。宮師との縁を聞くとこう答える。同師も「いつもうまく乗ってくれます」と全幅の信頼。あうんの呼吸で結果を出してきた。

今回はシェイクユアハートの追い切りに、約2年ぶりに騎乗。「競馬ではわかっていたけど、改めて調教で、1頭で乗ってバランスが良くなったと思う。相手なりに走るけど、その相手は上がっているわけですから」。前走の京都記念は0秒4差4着。「相手のレベルが上がったことで2200メートルは若干、適性より長かったかも」と振り返る。

今回の中京芝2000メートルは昨年12月に中日新聞杯を勝った絶好舞台。ベテラン騎手&調教師の息の合ったコンビが、先月の小倉大賞典(タガノデュード)に続き、重賞をもぎ取る。【明神理浩】

◆古川吉騎手×宮師 古川吉騎手が初めてシェイクユアハートに騎乗した23年8月以降の、古川吉騎手×宮師のタッグ成績を見てみると【9・14・15・71】で複勝率34・9%と上々。さらに、芝戦に限ると【9・13・13・45】で同43・8%にアップする。昨秋以降は重賞での活躍が目立っており、昨年12月の中日新聞杯をシェイクユアハートで、今年2月の小倉大賞典をタガノデュードで制している。