3歳3冠の1冠目は、5番人気のヤマトテンショウ(牡)が鮮やかに逃げ切りを決めた。中村太陽騎手(23)、管理する谷あゆみ調教師(60)はともに重賞初制覇となった。

谷師はばんえい競馬の厩務員から05年の調教師試験を合格。06年4月にばんえい競馬史上初の女性調教師として管理馬を出走させた。開業21年目でうれしい重賞初制覇。史上初の快挙となった。谷師は「最初は実感がなかったのですが、表彰台に上がったときに嬉しさが湧き上がってきました」と勝利の喜びを語っている。

ヤマトテンショウについては「この馬とはテストを受けるということで入厩してきたのが最初の出会いでした。大きくて力はあるのですが、難しいところがあるので、厩務員さんと一緒に試行錯誤しながら上手く仕上げることができました。第二障害を下りたときに競り合うと勢いが出ますが、そうでなかった場合はとてもマイペースになる馬なので、脚色が鈍らないでほしいと祈っていました。中村騎手が上手に追ってくれたのがよかったです」とレースを振り返った。今後へ向けては、「二冠目(ばんえい菊花賞)、三冠目(ばんえいダービー)と期待しますし、頑張る励みにもなりますが、馬が自分から自然に頑張ってくれるような状態を今後も作って行けたらと思います。これからも上を目指して頑張って行くので、応援よろしくお願いします」と抱負を語っている。