19日に今年の全日程を終了した函館競馬。
今年は12日間の開催では初の10万人を超える入場人員(10万1000人)で、前年比はなんと107・3%。
雨に見舞われる開催も多かったですが、小林美駒騎手の函館記念制覇、武豊騎手のJRA、海外、地方を合わせた通算5000勝達成、そして函館出身の丹内騎手が悲願の地元開催リーディング獲得…。振り返れば話題が尽きなかった今年の函館だったと思います。
そんな開催終了から一夜明けた20日。
昨年に続いて「わくわく親子見学ツアー」と題して、市内の小中学生を対象に競馬に関わるさまざまな職業体験ツアーが行われました。
参加した騎手は丹内騎手、荻野琢騎手、古川吉騎手、黛騎手、佐々木騎手、舟山騎手、遠藤騎手、河原田騎手の8人。約150人の応募から抽選で、保護者含め39人が参加し、ジョッキーと交流したり、馬と触れ合ったりしていました。
最初は木馬体験。お手本として佐々木騎手が騎乗し、その後に子どもたちがまたがりました。
みんなバランスに苦戦している様子。すると突然「記者の方も乗ってください」と佐々木騎手に言われました。乗ってみましたが、おかげで全身筋肉痛です。歩けません。騎手のすごさを痛感しました。
その後は馬の聴診体験や装蹄(そうてい)師による実技、検量室の見学が行われました。
このツアーの目的は子どもたちに競馬への興味を持ってもらうこと。騎手や調教師だけでなく、競馬に関わる仕事は多岐にわたります。
丹内騎手は「去年もやりましたが、競馬に興味を持ってほしいです。騎手以外にもいろんな仕事があることを知ってもらえれば。今日のイベントを学校でたくさん友達に共有してもらえれば、もっとファンも増えるし、仕事をやってみたいと思ってもらえるはず。競馬場にも、もっとファンを呼びたい」と熱い思いを話してくれました。
荻野琢騎手も「何か子どもたちに対して、とっかかりを作ってあげたいな、と思って」と話します。
昨年は藤岡佑介調教師が発起人となって行われたこのイベント。毎年続いてほしいです。
ジョッキーたちの思いは確実に子どもたちへ伝わっています。
市内から参加した小学6年生の岸誉稀(ほまれ)くんは乗馬体験を終えて「木馬は大丈夫だったけど、馬に乗ったときは結構揺れたし、高かった」と笑顔。「将来は獣医師になりたい。動物が大好きです」と目を輝かせていました。今日のイベントで、さらにその思いは深まったに違いありません。
2027年はさらに大盛況の函館開催になることは、間違いないと思います。それでは、また来年。【深田雄智】

