阪神が中日に3連勝で貯金を7まで積み上げた。阪神高橋遥人投手(30)が9回を投げ5安打無失点で今季2度目の完封勝ち。一方、中日高橋宏斗投手(23)は5回6安打3失点で今季2敗目。5回に崩れた。日刊スポーツ評論家の権藤博氏(87)が解説した。
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阪神高橋の完封は見事でした。普通はリードしたらピッチャーってのはプレッシャーがかかるもんですよ。だけどまったくその感じがない。プレッシャーどころか、スライダーをふわっと抜いて、そのあとピュと速いボール。真っすぐだって力みがまるでない。後半は遊んでいるようにも見えたね。
だけどね。やっぱりこれも打線の違いが影響しているんですよ。中日の方の高橋は5回まで頑張った。ただ、警戒する打者も多くて球数もかさむ。もうあの5回の時点で粘る根拠はなくなったんですよ。味方は取ってくれないわ。昨日、一昨日の阪神の迫力見たらね。もうちょっとボールでもいいし、ちょっと厳しいインコースでも突いてっていう気もなくなった。ストライクを取りにいって初球、初球、初球の3連打ですからね。チームの弱さそのものが出てピッチャーも粘りきれなくなっている。
阪神高橋の投球について書きたいが、中日のことをもう少し。打順はコロコロと変わる。ある選手を1度出して、次の日に引っ込める。これはどうなのか? 「これでいくぞ」というのが見えない。選手は安心して打てないし、また変えられるんじゃないかなと思ってしまう。「固定して君たちに任せたから思い切ってやりなさい」と言ってやったらどうか。もう技術とかそんな問題じゃないんじゃないかな。
まだシーズンは始まったばかりじゃないか。今のタイガースは強いけど、これからずっとタイガースと対戦するわけでもないんですよ。もともとプロ同士がやってるわけだから、そんなに力の差があるはずがないんです。もっと戦ってくれよということです。阪神高橋は強いチームとやるときにまた見たいね。嫌味で言ってるわけじゃないけどね。(日刊スポーツ評論家)




