NPBのプロ球団は12チームある。というか、12チームしかない。全国にいる野球少年・少女のうち、間近でプロのプレーを見られる子どもは限られる。
今年、ロッテ石川歩投手(30)の訴えが1つかなった。5月15日のオリックス戦が地元・富山開催に決まったことだ。16年オフの契約更改で「チームに北陸の選手も多い。やれれば盛り上がると思う」と、以前は定番だった北陸シリーズの復活を願った。自身も幼少期、富山で見たプロ野球を鮮明に覚えている。
ゆかりのある選手がこんなに多いチームは他にないだろう。8日現在、1軍登録選手では石川の他、田中が石川県出身。2軍も含めると西野が富山、選手会長の角中と岩下が石川出身だ。さらに育成ドラフト1位の和田と、同じく新加入のペゲーロはBC富山でプレーしていた。
ロッテの地方での主催試合は05年が最後で、北陸開催も実に13年ぶりとなる。球団関係者によれば「まずは千葉での地域密着。本拠地の集客を優先した」結果、06年以降ホームゲームはZOZOマリンに固定されてきた。その後は16年7月に東京ドーム開催があったのみ。だが新規ファン拡大などを加味して地方開催を再検討し、沖縄や静岡など複数の候補地から今回の富山が選ばれた。
開幕から火曜日の先発でローテーションを回ってきた石川は、地元での登板が決定的。「うーん、お客さんは、もちろん(たくさん)入ってくれた方がいいですけど。でもそういう話を聞いちゃうとプレッシャーになるんで、あんまり聞きたくないですね」「100%いい球が投げられるなら投げたいですけど。そうじゃないなら投げたくないです」。などなど、これまでも“石川節”全開で意気込みを語ってきた右腕。ハイテンションなところはあまり見たことがないが、地元の話をしている時はなんだかうれしそう。「100%いい球」、期待しています。【ロッテ担当 鎌田良美】





