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北海道地震の日 旭川という町が、また好きになった

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<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

担当している西武は4日、5日と北海道・旭川で試合だった。私は6日の飛行機で、チームとともに東京へ戻る予定だった。未明に大地震に襲われたが、幸いにして旭川空港は稼働しており、飛行機が1時間遅れただけで済んだ。

地震の影響で停電した旭川駅改札口(2018年9月6日撮影)
地震の影響で停電した旭川駅改札口(2018年9月6日撮影)

ただ、何があるか分からない。その日の朝は早めに空港へ向かうことにした。宿泊していたホテルにタクシーを頼んだが、停電でシステムがダウンし、配車できないという。

駅のタクシー乗り場まで歩いた方が早いと思い、向かった。きっと混雑しているだろうし、タクシーもなかなかつかまらないだろう、という予想は外れた。乗り場に着くと、私服の男性がスッと近づいてきて「どこまでですか?」と聞いてきた。空港まで、と答えると、他にいた何人かにも同じ質問。「では、空港に行く4人さん、今きた車に乗って下さい」

旭川市役所の人だった。まだ朝8時前。役所のマニュアルにあるのか、その男性が自主的に行っていたのかは分からない。いずれにせよ、おかげで、タクシーの数が限られる中、大して待つこともなく空港へ向かうことができた。手際の良さに感動を覚えた。

恐らく同じ男性だと思うが、別の記者は「これで旭川を嫌いにならないで下さいね」と言われたという。嫌いになるわけがない。仕事で何度か訪れているが、旭川という町が、また好きになった。

仙台に住んでいた7年前にも感じたことだが、時間の経過とともに亡くなった人の数が増えるのを目にし、暗たんたる気持ちになった。何かしら縁がある場所であれば、なおさらだ。1日も早い復旧・復興を願っている。【西武担当 古川真弥】

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