プロ野球番記者コラム

ソフトバンク4連敗 日本ハムに見た追うものの執念

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<ソフトバンク0-4日本ハム>◇17日◇北九州

5回、円陣を組むソフトバンクナイン(撮影・今浪浩三)
5回、円陣を組むソフトバンクナイン(撮影・今浪浩三)

蒸し暑さが充満する北九州市民球場のグラウンドに立った日本ハム栗山監督は笑顔だった。後半戦開始から首位ソフトバンクに連勝。じっとりと汗がにじむ曇天の敵地も、気分は悪くなかった。

「この前の負け方が悪すぎましたから。しっかりとやらないと」。そう言うと栗山スマイルを残してチームの練習を見守った。

栗山監督が言った「この前の負け方」は6月下旬の札幌でのホークス3連戦のことだ。この日の「鷹の祭典」のように日本ハムも「HOKKAIDO be AMBITIOUS」と銘打った祭典用の赤と紺の特別ユニホームで戦った。結果はホークスに3連敗。有原、杉浦、浦野の3先発を立てたが、屈辱の黒星を喫してしまった。

よほど悔しかったのだろう。半月以上前の敗戦の悔しさを肥やしていたようだ。この日はスタッフ会議でも気合十分だったようで、関係者も「栗山監督はものすごく気合が入っていた」と話した。球宴登板の有原を中4日で先発マウンドに送り出し、期待通りの8回0封。リーグトップの10勝目を挙げた。

追うものの「執念」を見せつけられた一方で、ホークスは受け身だったように思う。内川、デスパイネが欠場し、若手中心のオーダー編成となった。試合後、厳しい表情で若手選手を叱咤(しった)したのは吉鶴バッテリーコーチだった。「覇気がない。失敗してもいいからもっと気合が欲しかった。(若手は)チャンスなんだから」。今にも泣きだしそうな空模様は何とか持った。チームにとっては今季初の4連敗。暗く沈むことなく「攻撃的姿勢」を持ち続けてもらいたいものだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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