プロ野球番記者コラム

ソフトバンク本塁打依存より「つなぐ」攻撃の徹底を

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

ピンチを迎えマウンドに集まるソフトバンクナイン。左から椎野、松田、内川(撮影・横山健太)
ピンチを迎えマウンドに集まるソフトバンクナイン。左から椎野、松田、内川(撮影・横山健太)

仙台の楽天生命パークでは5回裏終了に合わせ、隣接する陸上競技場から花火が打ち上がった。あいにくこの日は上空に霧がたち込め「大輪の華」も輪郭がかすんでしまった。

霧の向こうにかすむ花火は、連敗に苦しむソフトバンクを象徴しているようでもあった。連敗は6に伸びた。今季初の5連敗を喫した前夜(19日)、工藤監督は意気消沈の打撃陣、そして自戒するように首脳陣にも苦言を呈した。「狙い球などをしっかりと指示するのもベンチの仕事。徹底してやらせる」。先発・美馬に8回まで完全投球を許し、完敗。工藤監督にしては珍しく語気も強かった。だが心意気もむなしく、連夜の意気消沈である。

打線がいつでも活況ならベンチもどっしり構えていられるだろうが、プロ同士が戦っている。好不調の波もある。主砲グラシアルが抜け、チームの打力は下がったかもしれないが、気になるのはホークスの「本塁打依存」の攻撃スタイルである。12球団1の117本塁打が示すように、その破壊力は大きい。だが6連敗中、5試合は本塁打なし。6月中旬からの9連勝中は、逆に本塁打が出なかった試合は1試合だけだった。

今季、ソフトバンクのゲーム0本塁打の試合はこの日を含めて29試合。戦績は7勝20敗(2分け)となった。アーチを架ければ勝利の可能性が高まるのは当然ながら、やはりこの数字は本塁打への依存度が高いと言わざるを得ない。

好球必打もさることながら、チームとして「つなぐ」攻撃スタイルを徹底していかなければ、今後の戦いも厳しいものになる。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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