プロ野球番記者コラム

ソフトバンク連勝でも巨人原監督の「統率力」警戒

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<SMBC日本シリーズ2019:ソフトバンク6-3巨人>◇第2戦◇20日◇ヤフオクドーム

ソフトバンク対巨人 連敗して引き揚げる巨人原監督(撮影・山崎安昭)
ソフトバンク対巨人 連敗して引き揚げる巨人原監督(撮影・山崎安昭)

ソフトバンクがシリーズ連勝を飾った。緊迫した投手戦に敵失から風穴を空け、松田宣の先制3ラン。柳田、福田にも1発が飛び出し、G投を圧倒した。大声援に押されるホームアドバンテージもあろうが、やはり、投打ともに押した2戦だったように思う。残念だったのが9回、3番手高橋純が3四球で巨人に反撃機会をつくったこと。それもシリーズ初登板となれば、緊張感もあったろう。無駄な失点となってしまった。

初戦から連勝は19年前の「ONシリーズ」もそうだった。そしてまさかの4連敗…。勝ってカブトの緒を締めよ、ではないが、22日からの敵地東京ドームでの3試合はさらに気を引き締めてかからなくてはいけない。この日、勝負を分けたのが1つのエラーだっただけに、ちょっとしたほころびでシリーズの流れはガラリと変わってしまうものだ。

連敗を喫した巨人原監督は厳しい表情で球場を後にした。だが、原監督の「統率力」に警戒心を強めたのは内川だった。ホークス選手の中では唯一、監督と選手として09年WBC(ワールドベースボールクラシック)でともに「日の丸」を背負って世界と戦った。第2ラウンドのキューバ戦前だった。全体ミーティングで原監督は言った。「徳俵に足がかかっても、まだその足で跳ね返すことができる。おまえさんたちはそれができるんだよ」-。極度の緊張を解き、チームに復元力を与えたという。WBCはキューバ戦から4連勝で見事、連覇を果たした。

「だから、勝ってもまだまだ気が抜けません」。5年ぶりにリーグVを果たし、シリーズに乗り込んできた原巨人。正念場の戦いはまだまだ続くと、ベテランは覚悟している。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

ソフトバンク対巨人 巨人戦に先発し、7回を1安打無失点に抑えた高橋礼(撮影・加藤哉)
ソフトバンク対巨人 巨人戦に先発し、7回を1安打無失点に抑えた高橋礼(撮影・加藤哉)

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