プロ野球番記者コラム

初セーブの日本ハム玉井はあの時泣いていたのか?

<とっておきメモ>

<日本ハム7-6西武>◇8日◇札幌ドーム

日本ハム対西武 プロ初セーブを記録した玉井は試合後、ウイニングボールを受け取る(撮影・黒川智章)
日本ハム対西武 プロ初セーブを記録した玉井は試合後、ウイニングボールを受け取る(撮影・黒川智章)

道産子右腕・日本ハム玉井大翔投手(28)が、プロ4年目で初セーブを挙げた。8日、西武8回戦(札幌ドーム)は1点リードの8回2死満塁でマウンドへ。外崎を生命線のシュートで捕邪飛に打ち取ると、9回も三者凡退に抑えた。

  ◇    ◇    ◇

もう、ずいぶん前のことなので、私の記憶があやふやなのかもしれない。6年前の14年11月18日。明治神宮大会・大学の部準決勝(神宮)で、玉井の大学時代最後の登板に居合わせた。「きれいな顔だな」と思った。野球選手とは思えない優しそうな顔と、細身の体が印象的だった。

東農大北海道はエース風張(ヤクルト)を故障で欠き、1学年下の井口、玉井は3戦連続登板とフル回転していた。井口は主に先発、玉井はこのときも守護神。北海道勢初の決勝進出を懸けて臨んだ準決勝で、その玉井がつかまった。

0-0の8回1死一塁からマウンドに上がったが、適時打や押し出し死球などで3点を失い、チームは敗退した。試合後の取材で、怒ったような顔で悔しさをこらえる井口と、涙の玉井が対照的だった。…と思っていたのだが、プロ入り後、本人は「いえ、それは僕じゃないですよ。僕は絶対に泣いてないです。野球の試合では」と全否定されてしまった。

確かに、試合後の整列の写真を見ると涙はない。この際、泣いたか、泣かなかったかは置いておこう。「優しい顔をして、実はとっても気が強い」のは間違いない。【日本ハム担当・中島宙恵】

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