1月23日に都内で開催されたヤクルト奥川恭伸投手(20)のトークイベントを取材。MCを務めたパトリック・ユウさん(53)の話術に「プロフェッショナル」と「スワローズ愛」を感じました。
神宮でスタジアムDJを務め、試合前のつば九郎との軽妙な掛け合いは、ファンの間ではすっかりおなじみ。奥川投手のプロ初登板や初勝利、CSでのプロ初完封など、本拠地で多くのメモリアルを見届けています。ファンを前にしたトークが初めてで「話すのが苦手」と緊張していた右腕を巧みにリード。多くのエピソードを引き出す話術は、記者としても、とても参考になりました。
MCとして聞き役に徹していたパトリックさんですが、イベント中盤で、奥川投手が先発した昨季の日本シリーズ第1戦(京セラドーム大阪)を現地で観戦した話を切り出します。観戦後にホテル近くのコンビニで、奥川投手の家族と偶然出くわしたエピソードを披露し、そこから野球に厳しかった奥川投手の父の話、勉強に厳しかった母、優しい兄と、ほほ笑ましい家族の話題を引き出しました。日本ハム新庄BIGBOSSとの初対面に始まり、昨季の振り返り、家族から日本代表への意欲まで、多岐にわたったトークの後は、ファンからの質問コーナーとグッズプレゼント。観衆約80人の小規模のイベントは、盛況に終わりました。
後日、奥川投手にトークショーについて聞くと「パトリックさんのおかげです」と笑顔で感謝していました。ゲームを盛り上げるのは選手だけではありません。今年も神宮でどんなドラマが生まれるのか。DJのパトリックさんにも注目しながら、見届けていきたいと思います。【ヤクルト担当=鈴木正章】




