上田西が接戦を制し、優勝した15年以来の決勝に進んだ。

 初回に1番の斎藤慶喜外野手(2年)の右前打を起点として先制点を奪ったが、取って取られての攻防が続いた。3-3の同点で迎えた9回1死から2番荒井朋範外野手(3年)が4安打目となる左翼線二塁打を放ち、3番宮坂愛斗捕手(2年)が左越えへ決勝の適時二塁打を放った。

 決勝で対戦する佐久長聖は、昨夏から今春まで県大会で敗れている相手。「僅差の試合になるとは思っていましたが、ほっとしました」と振り返った原公彦監督は「佐久長聖に勝つには5点以内に抑えて、うちが5点取らないといけないかなと思っています」と見通しを語った。